オルビス様より2020年8月21日(金)より発売中のAW新作コレクション発表会に参加させていただきましたので、そのレビューをしていきます。
2020 AW Makeup collection“Nostalgic Future”
メイクアップコレクションのテーマは“Nostalgic Future”ということで、なつかしさや温かさを感じさせるアースカラーをベースに、未来を想起させる煌びやかな輝きを纏い、洗練された旬な表情に彩ることがコンセプトになっています。
Stay homeによって技術の発達を実感する機会が多くなった一方で、アナログのコミュニケーションが欲しくなることも多くなったはず。そのような時勢を彩る、デジタルとアナログの融合を目指しています。
ライトブラッシュ/全4色/各1,800円(税抜・ブラシ別売)
コレクションの代表となる存在が新作のチーク「ライトブラッシュ」で、こちらはすべて定番商品として発売されています。内側からにじみ出るような温かみのある血色感で、“アナログ”を想起させることを狙っているんだとか。
オルビスには珍しい鮮やかな色合いは、みずみずしくフレッシュな食材をイメージしたもので、色名にも反映されていてキュート。あまりにも鮮やかであるため、つい濃く発色してしまうのでは…と危惧してしまいますが、これがなんと内側からじんわり滲んだように仕上がるのです。
その秘密は色の放つ光を調整する“ライトコントロールフィルム”。表面を特殊加工したパールのフィルムがおだやかな輝き放ち、自然な血色感を再現します。さらに、黄みがかっていない透明感の高いピグメントを使用することで、くすみのないクリアな発色を実現しています。
カラーは以下の全4色で、ブランドおすすめのカラーは01パプリカと03プラム。どちらも鮮やかですが、なじむところがすごい…!
- 01 パプリカ
- 02 シナモン
- 03 プラム
- 04 グァバ
※01・02はイエベカラー、03・04はブルベカラー
01 パプリカ
みずみずしく鮮やかな色彩を放つパプリカのようなレッド。透け感のある赤みが内側からじゅわっとみずみずしい血色感を演出し、フレッシュな表情に彩る一押しカラー。
個人的に注目していたカラーの一つで、赤みブラウンが引き続き人気の2020秋メイクに活躍しそうです。あくまでも私の場合ですが、広くつけすぎると顔が真っ赤に見えてしまうので、ピンポイントで横長につけるのがいいかなと思っています。
02 シナモン
甘くスパイシーな香り漂うシナモンのようなフレッシュベージュ。シェーディングとしても使用可能な、彩度を抑えた透明感漂うベージュが使いやすさとおしゃれ間を両立させ、こなれ感のある表情に彩る。
実際に手に取ってベストと感じたカラーがこちら。シェーディングにも…と謳われているとおり、汎用性の高さが最大のメリットです。今年の夏はマスクもあるし、あまりのぼせて見えないようベージュチークを探していたこともあり、今の気分ど真ん中でした。頬の外側寄りにつけるのが好みです。
03 プラム
甘味と酸味の絶妙な融合を兼ね備えたプラムのような青みパープル。深みのあるジューシーな色みで、色気のある魅力的な表情に彩る。
パーソナルカラー1st春2nd秋の私には少し挑戦的なカラーでしたが、実際に使ってみてかなり印象が変わりました!このような色味のチークは量を気をつけてもなぜか「塗りました!」風になってしまいがちなのですが…。オルビスの「ライトブラッシュ」なら理想の“自然な血色”を表現できました。普段シックな色味をあまり使わない人にこそ試してほしいかも。
04 グァバ
南国生まれのトロピカルフルーツ、グァバを連想させる鮮やかな青みピンク。可憐さとフレッシュさを兼ね備えた鉄板の可愛さで、笑顔の際立つ可愛らしい表情に彩る。
ライトなカラーで幅広い層が手に取りやすいピンク系。ふわっと広めに入れると無垢な印象のメイクに仕上がります。この手の色にありがちな白浮きもなく、毎日使いやすいカラーです。
ツイングラデーションアイカラー/数量限定2色/各1,000円(税抜)
濃淡2色を指で重ねるだけで、誰でも簡単い立体感のあるグラデーションが完成するアイカラー。忙しい朝でも2色を重ねるだけでアイメイクがきまるのが嬉しい商品です。今秋の限定色はアースカラーと先進性のある輝きが融合した2色をコンセプトにしており、チラチラとした輝きが印象的。
限定カラーは下記の全2色で、イエベカラーとブルベカラーに分かれています。
- アンティークレッド※イエベカラー
- カーキスエード※ブルベカラー
アンティークレッド
彩度を抑えたやわらかな色味で、どこかなつかしさのあるレッド。夕日のグラデーションを感じさせるような温かみのある締め色と、繊細な輝きを放つカッパーブラウンの融合が美しい一押しカラー。
オレンジよりの赤が目を引く“アンティークレッド”は、今季のトレンドメイクにぴったりです。馴染みのよい赤で、カジュアルな印象に。左側のレッドがディープカラーで、こちらを締め色として使用します。
カーキスエード
黄みを抑えたクールな色味で、青み肌にもぴったりとマッチするカーキ。上質なカーキの締め色と、繊細なパールを纏ったスエードのように落ち着きのあるグレーのグラデーションが旬な表情に導く。
カーキというとイエベ向きのようなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、“カーキスエード”はブルベにもなじむように色味が設計されており、シルバーパールが透明感のある輝きを与えます。こちらのカラーも非常に好みで、温度の低い印象に仕上げたいときに活躍しそう!ほどよい発色でグレー系アイカラーに苦手意識のある人でも使いやすいはずです。
リキッドアイライナー/限定1色/1,200円(税抜)
ブレずにくっきりとラインが描けて、印象的な目元へと導くリキッドアイライナーの限定色“トワイライトムーン”。キラキラ瞬く月明りを連想させるラインで、温かみのあるアースカラーにスパイスを加える一色です。ラメは角度によって見え方が変わり、アレンジもたくさん。アイメイクの幅を広げてくれる存在です。
ゴールドをベースとしたカラー設計で、多色ラメによる複雑な輝きが魅力的。アイグリッターが流行の今、「ラメライナーを使ってみたいけれどギラギラしすぎるのはためらわれる」という大人でも普段のメイクに取り入れやすいと感じました!今回のコレクションを実際に使ってみて、一番心に刺さったアイテムかも。
オンライン発表会では“ササメイク”で話題の佐々木一憲氏によるメイク講座も
オンラインで行われた発表会では、SNSで話題のヘア&メイクアップアーティスト 佐々木一憲氏によるメイクも披露されました。
全体的にイエベ向きとして売り出されているカラーを使用し、この秋のトレンドメイクやマスク時期ならではのメイクのコツを紹介。新商品を上手に使うポイントなど、勉強になることばかりでした!
「ツイングラデーションカラー」の限定色“アンティークレッド”は、下瞼にライトカラー(カッパーブラウン)を使用。目の際に「リキッドアイライナー」限定色“トワイライトムーン”を少しずつ置いて指でフィックスさせ、印象的な煌めきをプラスします。マスクが必要な時期のメイクは、パッと明るくしてくれるアイメイクがポイントになるんだとか。目元強めのメイクがくるかも…という今後のトレンド予想もされていました。
「ライトブラッシュ」はジューシーなレッドの“パプリカ”を使用し、明るい印象に。今年は明るい色のチークがよいと語られました。さらに「グロウスキンコンパクト」のピンク系カラーを重ねてなじませ、ツヤもプラス。発色のよいチークであるため、ブラシにとったらティッシュなどで毛の中にパウダーを入れてあげたうえで、やさしくすべらせるようにすると失敗なく使えるとのことでした。
マスク期間のチークはアイメイクをしてから、目元の深みに負けない明るさを足してあげることが大切とのこと。マスクで隠れるからチークはいいや…と思いがちですが、リップが隠れてしまう分、顔色が悪く見えないように“幸せ仕込み”をするのがおすすめだそう!リップをポイントにできない分、目元は強めにして色物などで遊び心を入れるとインパクトを出すことができます。
リモート会議なども増えていている今、オンラインでのメイク映えも気になるところですが、こちらに関してもチークはちゃんと入れることが重要とのことでした。リモート会議ではさらっとメイクしたいという人も多いはず。1色でインパクトのあるアイカラーを使うほか、今回の新作コレクションでも展開されているようなラメライナーもおすすめされていました。
アイカラーのマットな赤とパールの輝きが印象的なコッパーで目元に深みを出し、さらにラメの輝きで華やかさを。シアーなチークと併せれば、懐かしさと近未来感が融合されたオルビス・秋のトレンドメイクが完成です。コレクションのプレスリリース情報を初めて見たときはマスク時期にチーク?と意外な印象でしたが、今回の発表会を経て、久しぶりにチークを楽しみたい!と思わされました。
商品詳細
2020年8月21日(金)より発売中
ライトブラッシュ/全4色/各1,800円(税抜・ブラシ別売)
ツイングラデーションアイカラー/数量限定2色/各1,000円(税抜)
リキッドアイライナー/数量限定1色/1,200円(税抜)